火事のできごとと今から

火事のあれこれの日記

火事ゴミの無理難題

ひとまず、地元にいられるタイムリミットが迫ってきていました。

朝、いなくなった犬を探してくれているいとこから連絡が入り、付近をかなり探したけどやっぱりいないから、保健所に念の為連絡してみたらどうかとアドバイスをされました。

それを母に言うと、「なんでお前が電話してくれないんだ」と逆ギレされました。

もうずっと、母に対しては、しょうもないことばかりです。

 

市役所から依頼を受けて、リサイクルセンターの人達がやってきました。同時に、昨日いとこの親友が依頼してくれた解体業者の人も見積もりを取りにやってきてくれました。

市のリサイクルセンターには、火事ゴミは無料で引き取ってもらえるとのことでしたが、持ち込みはもちろん自分達で行わなくてはならないこと、持ち込みのルールも15センチ以内に切って持ち込まないと受け入れられないとか、燃えた木材に関しては、ダイオキシンなどが出ないか自分達で検査も依頼しないといけないらしく、もちろんその費用は自分達持ち。そんな感じで、やれるもんならやってみろよと言われているかのような、とにかく無理難題を押し付けられている感じでした。

 

とにかく我が家にはお金がないのです。

火災保険も入っていなかったため、助けてくれるものも何もないのです。

本当に頭を悩ませる問題です。

土地の持ち主のおじさん達は、そのままにしておいても構わないとは言ってくれてはいるけど、だからと言ってすっかり甘えるわけにはいかず、誠意は見せる必要は、人としてあります。

 

解体業者の人は、改めて金額を出して連絡しますと帰って行きました。

 

ひとまず旦那の仕事の関係もあり、いったん自分達の家に戻らなければいけないので、地元にいるのは最後の夜です。

結局、シャワーだけを浴びに母の臨時の部屋には行っていたものの、寝泊まりはおじさんの別荘でずっとしていました。片付けなどにすぐ現地に行けるので、その方が良かったからです。

母には、慣れるためにも臨時の部屋に行ったらと言いましたが、やっぱり一人になるのは寂しいらしく私達と一緒におじさんの別荘に寝泊まりしていました。

 

翌日は、かなり大型の台風で一日中外にも出られませんでした。

強い風が吹くたび、おじさんの家から隣の我が家の燃え跡をのぞくと、まだ数枚のトタンが屋根にくっついて揺れていました。

吹き飛ばないようにロープで縛って応急処置をしたけれど、やっぱり第二次被害を生まないように祈るしかなかったです。

そして、母が真っ先に寝てしまった後、ついに旦那が母の文句をつらつらと言い出しました。

それまでもたびたび、二人になった時は思わず口にしていたけれど、とにかく溜まりに溜まって堪え切れなくなったようで、ずーっと喋り続けています。

旦那は正直、一番と言うくらい動いてくれていました。

自分の勤務先の会社とのやりとりもしながら、色んな手続き類は全て率先してやってくれ、家の解体や片付けなんかも手伝ってくれました。

だからこそ、文句が出るのも当然だと思います。逆の立場なら、私だったら逃げ出していたかもしれないくらい、母は何に関しても頼りっきりです。

やってもらっていることを感謝は口にしているものの、ビニールハウス事件から始まり、ところどころで譲らない性格が、普段は温厚な旦那をイラつかせることも増えてきました。


本当だったら、自分の親が悪く言われるなんてキレ返したい。でも、全て言われる通りだし、私としては旦那の愚痴の捌け口くらいにならなくてはと思います。

だけど、あまりにも喋り続けられるので、辛くてトイレに行くと中断させてしまいました。

情けないです。自分も。自分の親なのに。

 

 

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